慶應義塾歌集

慶応義塾塾歌

一、            二、             三、

見よ            往け             起て

風に鳴るわが旗を      涯なきこの道を        日はめぐる丘の上

新潮寄するあかつきの    究めていよゝ遠くとも     春秋ふかめ揺ぎなき

嵐の中にはためきて     わが手に執れる炬火は     学びの城を承け継ぎて

文化の護りたからかに    叡如の光あきらかに      執る筆がざすわが額の

貫き樹てし誇りあり     ゆくて正しく照らすなり    徽章の誉世に布かん

樹てんかな この旗を    往かんかな この道を     生きんかな この丘に

強く雄々しく樹てんかな   遠く遙けく往かんかな     高く新たに生きんかな

あゝわが義塾        あゝわが義塾         あゝわが義塾

慶応 慶応 慶応      慶応 慶応 慶応       慶応 慶応 慶応


若き血

若き血に燃ゆる者

光輝みてる我等

希望の明星仰ぎて此処に

勝利に進む我が力

常に新し

見よ精鋭の集う処

烈日の意気高らかに

遮る雲なきを

慶応 慶応

陸の王者 慶応

 

オール慶応の歌

かがやく空に

あふるゝ意気を

高らかにこめて

今こそ青春

紅に燃ゆる

我等の力を

つくそうよ共に

おお我が慶応

おお我が慶応

美わしき

三田の山なる

我が母校

おお我が慶応

香ぐわしき

若き血潮の

ふるさとよ


丘の上

一、            二、            三、

丘の上には空か青いよ    窓を開けば海が見えるよ   新しい時代の鐘がひゞくよ

ぎんなんに鳥は歌うよ歌うよ 若人の胸は躍るよ躍るよ   朗らかに風は渡るよ渡るよ

あゝ美しい我等の庭に    あゝ華やかに若き命を    あゝ嚠喨と理想のラッパを

智識の花を摘みとろう    声張り挙げて歌おうよ    あなたの空に吹きならそう


慶応讃歌

一、            二、            三、

光あふるゝ三田の山     栄えに輝く三田の山     あゝ美しき三田の山

我等が校庭に集いたる    意気と力と熱情の      第二の故郷三田の山

希望に充ちし若人は     血潮に燃ゆる男の子等が   共にむつみし幾年は

独立自尊の城南健児     今ぞ戴く覇権の冠      心に永くとどまらん

我等が若き力以て      かがリ火映ゆる丘の上    月去り星は移るとも

理想の祖国を打建てん    凱歌を挙げん高らかに    夢に忘れぬその名こそ

慶応々々慶応義塾      慶応々々慶応義塾      慶応々々慶応義塾

その名讃えん我が母校    いさや讃えん我が母校    永遠に讃えん我が母校


早慶讃歌

一、                 二、

讃えよう 声高らかに         謳おうよ 生命の限リ

輝く英知の青空の           城北の森は みどり濃く

若い生命の 太陽を          城南の丘に 風清き

おお 旺んなる 若人の時       おお さわやかな 若人の歌

情熱ここに 燃えさかる        ふたつの校旗 あざやかに

おお花の早慶戦            おお花の早慶戦

熱き心の若人われら          熱き心の若人われら

(シュプレヒコール一)レッツゴー   レッツゴー


三色旗の下に                      ■幻の門

一、            二、             幻の門こゝすぎて

仰けば 青空高く      雄々しく いざ闘えと     叡知の丘に我等立つ

われらが誇りの 三色旗   先師が示せし 三色旗     三色の旗ひらめけば

見よ!伝統の色ぞ濃く    いま!ここにあり 燦やかに  黒髪風に薫しつゝ

歴史の跡の 華やかに    世紀の風になぴきつゝ     つどう若人一万余

慶応 慶応 慶応      慶応 慶応 慶応       空の蒼海の碧

はえある その名      はえある この名       見はるかす三田の台

慶応 慶応 慶応      慶応 慶応 慶応       義塾 義塾 我等が義塾

われらが母校        われらが母校         慶応 慶応 慶応義塾


■躍る太陽              ■ヴィクトリーマーチ

躍る太陽 煌く大地          謳えよ 勝利の歌を      

歓喜の潮寄せ 若き力湧く       わが若き日の 喜びの歌を   

おゝ栄光我に在り 謳え大空に     空にかがり火 地に敷けよ花

強き男の子の 意気の歌        誇り高き 吾等のこの日に

慶応 慶応 慶応           今ぞ 今ぞ

伝統の園 独立の塔          勝利の時今ぞ

草萌ゆる学の丘 希望の鐘ひゞく

おゝ栄光我に在り 謳え大空に

強き男の子の 意気の歌

慶応 慶応 慶応


我ぞ覇者

一、                 四、

雲を破りて、世を照らさんと      好くぞ来たれり好敵早稲田

見よや見よ 自由の先駆われ      天日のもとにぞ戦わん

「独立」友呼へば           精鋭我に在り

「自尊」と我応え           力ぞあふれたり

おゝ共に起たん            おゝ打てよ砕け

吾等が義塾              早稲田を倒せ

慶応 慶応 慶応義塾         慶応 慶応 慶応義塾

塾祖の理想世に敷かん         叫べよ高く 覇者の名を


■めざせ栄光

一、                 二、

たくましき力             独立自尊を

わきたつ血潮             心に刻み

不撓不屈の意気に           若き血を燃やしつつ

燃えあがる              青春の

今その伝統胸に            今その情熱の火を

ふるいたて              輝かせ

おお、慶応、慶応           おお、慶応、慶応

慶応義塾               慶応義塾

めぎせ栄光              我等が母校

慶応、慶応、慶応           慶応、慶応、慶応